地域の若者を支援する「ウィード・アンド・シード」存続の危機 一般からの援助金募る
地域の若者を支援する「ウィード・アンド・シード」存続の危機
一般からの援助金募る
犯罪を無くし、前向きな地域社会の構築に貢献する団体「ウィード・アンド・シード」が存続の危機に瀕している。新型コロナによるパンデミックで、同団体のプログラムは助成金給付の対象になることができず、寄付も一時中断された。「地域の子供たちにプログラムを提供できなくなるのではないかと心配している」と、団体のエグゼクティブ・ディレクター、ゲイル・ブラセロス氏は述べている。
若者の指導からスポーツ・プログラムまで、ウィード・アンド・シードは1998年の設立以来、エワビーチからアラモアナ地域に住む多くの子どもたちを支援してきた。プログラムに参加した若者たちの中で、プログラムでの経験が彼らの人生を永遠に変えたという人も少なくない。参加者の1人、イーヴリン・リキタさんは次のように話した。「いつも我が事のように支援してくれる人たちと頻繁に会うようになり、私は彼らとの絆を深めていった。私は学校が嫌いで登校拒否になっていたのだけれど、彼らは私が学校に戻れるよう色々と取り計らってくれた」。
2018年から2019年にかけ、ウィード・アンド・シードの活動地域であるエワビーチ・サイトでの未成年者逮捕率は31%減少した。プログラム継続のためかかる費用は現在、複数の団体理事のポケットマネーから出ている。しかし継続が困難になって来たことから、緊急募金キャンペーンが打ち出された。PayPal経由または小切手で募金することが可能。詳細については、下記ウェブサイトまで。
https://www.weedandseedhi.org/donate-volunteer
(日刊サン 2021.04.27)
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