「警察官なりすまし」で逮捕歴のある少年、同容疑で再び逮捕
ホノルル
最近発生した交通トラブルの現場で、テイラー・ヨシトミ・ジョーンズ容疑者(19)が警察官になりすました容疑で逮捕された。この交通トラブルの当事者だったジュン・チョウさんは、本物の警官が現場に到着するまで、ジョーンズ容疑者が偽物であることに気が付かなかったという。チョウさんは、4月23日の午後9時過ぎ、H-1を東に向かって運転していた際、エワビーチを過ぎたあたりで乗っていた車がオーバーヒートを起こした。
ジョーンズ容疑者が「警官なりすまし」で逮捕されたのはこれが初めてではなく、昨年12月にも同じような状況で逮捕されている。ホノルル警察情報筋によると、ジョーンズ容疑者の車は青いライトが付いた日産セントラで、容疑者は懐中電灯とラジオを携帯し、金のバッジを首から下げていた。
今回の事件では、警察車両のような車がチョウさんの車の後ろに近づき、ハイウェイの道路脇に誘導した。その後、容疑者が車両から降りてきた。チョウさんは「青いライト以外は何もない車だった。暗い服を着た男性が助手席の窓際まで歩いて来た」と語った。チョウさんはその男性に助けが必要かどうかを尋ねられたが、既に友達に電話をしていたので「必要ない」と答えたという。ジョーンズ容疑者が現場を去ろうとしていた際、容疑者の車の青いライトに気づいた本物の警官が容疑者を発見し、逮捕に至った。ジョーンズ容疑者は麻薬関連の容疑を含む複数の罪で逮捕されたが、事件の調査結果を待つ間は釈放されているという。
(日刊サン 2021.04.27)
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