女子生徒が他の生徒に暴行している動画が出回り、ワイアナエのコミュニティがいじめに反対するために立ち上がったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ワイアナエ中学校前に数十人が集まり、いじめに反対する集会を開いた。
主催したナラニ・ガスパー氏は、「声を上げ、存在を知らしめなければなりません。子供たちと話し合い、暴力を選択するのではなく、コミュニケーションするということを伝え、その方法を学ぶために必要なリソースやツールを与える必要があります」と語った。
ソーシャルメディアに出回っている動画には、ベンチに座っている少女が顔面を蹴られる様子が映っている。
また、他の動画では、同じ少女が同級生から何度も殴られ、それを大勢の生徒が傍観している様子が映し出されている。
「子供にとって、あのような体験はひどく恐ろしいことで、自分の子供にはさせたくない」とガスパー氏は述べた。
州教育局(DOE)は、この事件を認識してはいるが、生徒のプライバシーのためコメントできないと述べた。同局は、学校は安全なキャンパスを提供し、いじめは容認しないことを約束すると述べている。
子供や青年を対象に活動している精神科医のジェレミー・クリークモア氏によると、ソーシャルメディアによって、いじめから逃れることが難しくなったという。
「私が高校生のころは、誰もが顔を合わせ、互いに訪問し合っていました。だから、そういったことの多くは、キャンパスの内外、または学校の前後に起こっていたのですが、今は逃げ場がないのです」と同氏。
保護者が子供の行動の変化に目を向けることを勧めているという。
「この年齢層にとっては仲間がすべてであり、仲間とつるみたくない、悲しい、落ち込む、強い不安感、学校や社会的な学校行事に行くのに抵抗がある、などには特に注意が必要です」とクリークモア氏は述べた。
シェアする
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.25)