オーストリアのヌーディストたちは、ウィーンの北端にある人気のヌーディストビーチの上にケーブルカーを通す計画について憤慨している。
オーストリア通信(APA)は、携帯電話のカメラを持ったケーブルカー利用者がビーチ上空を通行することが許されるなら、自分のプライバシーが脅かされることになるという地元ヌーディストのバーバラ・ハウジェルさん(72)の言葉を引用している。ハウジェルさんは、同通信の取材に対し、「インターネットに載るのは嫌だ」と語ったという。
ケーブルカー設置プロジェクトのプロモーションビデオによると、ケーブルカーはハイリゲンシュタット駅からドナウ川を渡り、首都の北にある小さな山、カーレンベルクまで戻ってくる予定となっている。全景を見渡せる窓のついた115台のゴンドラからは、「ウィーン市街の息を呑むような眺望」が楽しめるという。
プロジェクト開発者は、ケーブルカーがビーチの上を通過するのは短い期間だけだと述べ、ヌーディストたちを安心させるよう努めている。さらに、ゴンドラの窓は自動的に不透明にすることも可能だとしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.24)