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【ハワイニュース】闘鶏銃乱射の容疑者が初出廷 西オアフ

西オアフのマイリ地区での闘鶏場で2人が死亡、3人が負傷した銃乱射事件に関して起訴された23歳のジェイコブ・A・ボージ容疑者が20日(木)、ホノルル地方裁判所に初出頭したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

ボージ容疑者は、ギャリー・ラベリツァ=マナーさん(34)の射殺に関する第2級殺人罪1件の容疑で、裁判所の監房で足を拘束された状態のまま、ビデオ会議を通じてクリスティーン・ユー判事と顔を合わせた。

法廷文書によると、ボージ容疑者は、上記に加え、ラベリツァ=マナーさんと他の3人の男性に発砲したとされる第1級殺人未遂1件、第2級殺人未遂3件、別の重罪の遂行中に銃器を所持した5件、ピストルまたはリボルバーを保管していた場所1件の罪で19日(水)に起訴されている。

同容疑者は現在、釈放金総額200万ドルでオアフ島コミュニティ矯正センターに拘留されている。

また、情報筋によると、この銃乱射事件のもう一人の容疑者である16歳の少年はシェーダン=スタイル・マッケンロー=ケアウリイで、法定文書では「SSMK」とされており、現在、少年院に収容されている。

この事件ではキャシー・ラベリツァさん(59)も銃弾を受けて亡くなった。法定文書によると、16歳の少年はラベリツァ家の親族にあたるという。キャシーさんの甥は、少年とこの16回ほど会っているが、長い間行方不明だったと刑事に語っている。

この事件は15日(土)未明、マイリ地区で100人ほどが参加した闘鶏の終了後、3人の若い男性が他の6人の男性と口論になり、喧嘩に発展したことで引き起こされた。この6人の男性はワイアナエ地区で有名な闘鶏主催者の関係者だという。

法定文書によると、喧嘩が始まったとき、キャシーさんの夫とギャリーさんはそれを止めようとしたという。ギャリーさんは他の男性から攻撃された際、自己防衛のためにその男性を殴った。最初にギャリーさんを殴った男は立ち上がり、キャシーさんと夫に銃を向け56回発砲した。また、銃を持った2人の男性が、ギャリーさんに複数回発砲した。

手と胴体に複数の銃弾を受けたギャリーさんと、顔に1発の銃弾を受けたキャシーさんは、自家用車でワイアナエ・コースト複合ヘルスセンターに運ばれたが、死亡が確認された。

このほか、男性2人は右腕に1発の銃弾を受け、男性1人は左太もも内側に1発被弾した。全員が治療を受け、現在は退院している。なお、キャシーさんの夫にけがはなかった。

2人の容疑者は警官が到着する前に逃走したが、18日(火)夜、ホノルル警察のアラパイ通り本部で自首した。

亡くなったギャリーさんは、板金加工職人で夫であり6人の子供の父親であった。またキャリーさんは、愛情深く、思いやりがあり、親しみやすい人物だったという。

20日(木)の夕方、マイリ・ビーチ・パークで銃撃事件の犠牲者のための追悼集会が開かれた。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.4.21)

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