ハワイ州内の新型コロナ感染件数が上昇している今、一部からは次の段階へ進むべきだという声が上がっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
4月20日(水曜日)ワイルクにある州政府事務所の前では、プラカードを手にした子供たちとその保護者が、州教育局に対して公立学校内のマスク必須ルールを撤廃するよう求める意見表明を行ったという。
3人の子持ちのチェイェンヌ・ブルーンマーさんは、「学校でマスクを着用するべきではないと考えてここに来ました。もう誰もマスクをしていません。フロリダ州の連邦判事は、飛行機内でマスク着用を求めるのは違法だという判決を下しました。それなのに、どうして子供たちはマスクをしなければならないのか、理解できません」と述べている。
このような抗議活動は、オアフ島だけでなく、ハワイ島やカウアイ島など、州内のいくつかの場所で20日に行われている。
学校関係者の間でも、この動きを支援する声が上がっている。
カフルイ小学校で特別学級を担当するヘザー・サンダースさんは、「マスク着用ルールの撤廃に賛成です。子供たちには私の顔を見て、信頼して、授業を受けてもらいたいと思っています。そうすることによって、口の動きや話し方を学べるからです」と述べている。
また、ボールドウィン高校は先週、保護者に対して卒業式典でレイを生徒にプレゼントすることを禁止するという通達したが、オンラインでの反対運動が起こっており、同校の校長に再考を促し、ハワイの卒業式の伝統を許可するよう請願書が出されている。
マウイ島衛生局担当者のロリン・パング氏は、「個人的な選択、責任の問題になります」と述べている。
「卒業生にレイをかける時、キスをするでしょう。それはマスクを外すということになります。具合の悪い人は外出して人々と交流するべきではありません。集まって、ハグをしたりするべきではないのです」
州教育局によると、卒業式典のルールについては各学校の判断に任せているという。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.21)