【世界のこぼれ話】米中の貸出プログラム50周年を記念してジャイアント・パンダに特別おやつ ワシントンDC
アメリカの首都ワシントンDCにあるスミソニアン国立動物園では、ジャイアント・パンダの貸出プログラム50周年を記念して、同園のパンダに特別おやつが与えられたとフォックス・ニュースが伝えている。
先週末、メスのパンダ23歳とその子供1歳に、リンゴとパイナップルジュースから作られた冷凍ケーキが振る舞われたという。
冷凍ケーキの上には、スイートポテト、リンゴ、人参、ナシ、サトウキビ、バナナ、笹竹が飾られて、50周年を表す50という文字もつけられた。
2頭は、与えられたおやつケーキを15分でたいらげたと伝えられている。
父親であるオスのパンダにも同様のケーキが与えられた。
ジャイアント・パンダの貸出プログラムは米中親善の証である、と在米中国大使が語っている。
このプログラムは、当時のニクソン大統領夫人が、中国を訪問した際にジャイアント・パンダを見て非常に気に入ったために、1972年にオスとメスのパンダがスミソニアン国立動物園に贈られたことから始まっている。
野生のパンダの寿命は15年から20年だが、飼育されている場合には30年ほどだという。
ギネス記録によると、今まで最も長寿のパンダは、香港のオーシャン・パークで飼育されていたもので38歳まで生きたという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.20)
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