オアフ島ノースショアで先週2頭のモンク・アザラシの赤ちゃんが誕生したと、ハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
RN58という番号をつけられたメスのモンク・アザラシ(通称ルアナ)は、担当職員と2人のボランティアが見守る中で、6頭目となる赤ちゃんを出産したという。
ハワイ州国土自然資源局職員のレスリー・マクファーソン氏は、「赤ちゃんアザラシはすぐに動き始めました。生まれて20分後には岩に登り始めて、母親アザラシは声を上げてそれを見守っていました」と述べている。
その前日には、別のアザラシがノースショアで誕生しているという。
同局は、赤ちゃんアザラシの誕生に伴い、母子アザラシに近づかないよう警告を発している。今年になってすでに3頭のアザラシが、原因不明で死亡しているという。
「生まれたばかりのアザラシの周囲では、人間が母子に近づかないよう警戒する必要があります。犬の散歩の時なども十分な注意が必要です」と発表している。
当局と動物保護団体では、これから5、6週間ほど観察を続けることにしているという。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.20)