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【世界のこぼれ話】ティラノサウルスの骨が競売に スイス

18日(火)、巨大なティラノサウルスの骨格がヨーロッパでは初となるオークションにかけられたとFOXニュースが伝えている。このティラノサウルスの骨格は、293個の骨で構成され、長さ38フィート(約11.6メートル)、高さ12.8フィート(約3.9メートル)の唸るような姿勢に組み立てられている。スイス・チューリッヒのオークションハウスで落札されれば、560万ドルから890万ドルの値がつくと予想されていた。

プロモーション担当者によると、これらの骨はアメリカのモンタナ州とワイオミング州のヘルクリーク層とランスクリーク層の3つの場所から採取され、「トリニティ」と名付けられたもので、2008年から2013年にかけて採取された標本から作られたという。

復元された化石の半分以上は「オリジナルの骨材」で、Kollerオークションハウスは、この頭蓋骨は特に珍しく、保存状態が著しく良好だったと述べている。

科学アドバイザーのニルス・クノエッチェ氏は、オークションカタログの中で、「ジュラ紀や白亜紀のほとんどの恐竜は頭蓋骨がない状態で発見される。ところが、こちらの骨格ではすべてが同じ標本に由来する、本当にオリジナルのティラノサウルスの頭骨となっている」と述べている。

ティラノサウルスは6500万年から6700万年前に地球を闊歩した恐竜で、大ヒットした「ジュラシック・パーク」シリーズに代表されるハリウッド映画などによって、恐竜への関心がさらに高まっている。

同オークションハウスによると、過去に、同じ地域から発掘された2体の恐竜の骨格標本が出品されたことがあるという。四半世紀以上前に出品された「スー」は840万ドル、3年前の「スタン」は3200万ドル近い値段で落札されている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.4.19)

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