先週末はイースター(復活祭)の週末ということで、ハワイでも様々な催事が行われ、レストランで外食する人も多かった。
楽しい祝日だった一方で、ホノルル警察では、島内で起こったいくつかの強盗事件について捜査をしているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
それらの強盗事件のほとんどで、銃器が犯行に用いられているという。
4月18日(月曜日)午前5時ごろ、ワイキキのパオアカラニ・ストリートとクヒオ・アベニューの交差点にあるバス停で、50歳男性が銃を突きつけられて殴打され、金品を奪われるという事件が起きている。
目撃者が撮影した写真では、被害者が顔から流血している様子がうかがえる。
目撃したアル・ハワットさんは、「通勤中の被害者男性がバス停に向かっていたところに、銃を持った犯人が現れてバッグを要求していたようです」と語っている。
その後犯人は、被害者男性に対して暴行を加え、発砲し、10ドルと携帯を奪って逃走したという。
オアフ島内では、この週末に少なくとも4件の強盗事件が起こっている。
ハレイワ・ビーチ・パークの公共トイレの外で4月17日(日曜日)午前10時ごろ、ニューメキシコ州からの男性観光客(62歳)が、刃物を持った女性に襲われてバッグを奪われている。
アイエアでは17日(日曜日)午前9時ごろ、53歳男性がニュータウン・パークの向かいに駐車して座っていたところ、男性に銃を突きつけられて襲われるという事件も起きている。
午後1時ごろには、ケエアモク・ストリートで、ニューヨークからの男性2名が、ウォールマート近くの歩道を歩いているところをマスクを着けた男性2人に襲われたという。
ワイキキ自治会の会長であるロバート・リンレイ氏は、「このような暴力事件は住民にとって最重要課題です。逮捕されたとしても、有罪にならないことが多いからです」と述べている。
「範例を示すことが必要です。犯罪を犯したら、刑務所で刑期を過ごすべきなのです」
30年以上ハワイに暮らした後アメリカ本土に転居したバーバラ・コーリーさんは、「後ろを気にしながら歩きたくはないでしょう」と述べている。
「ホームレスの人々が溢れていています。手頃な価格の住宅が不足しているのが原因だと思います。それに生活費が高いことも問題でしょう」
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.19)