「未知の動物が木に潜んでいる」と通報 正体はクロワッサン ポーランド
ポーランド南部の都市クラクフの動物福祉協会は先週、「見たこともない動物が木に潜んでおり、付近の住民を恐怖に陥れている」という通報を受けた。係員が現場に急行したが、程なくその生き物には全く危険性がないことが確認された。クラクフ動物福祉協会はFacebookの投稿で、「その『生き物』が2日間も木の上に留まっていたため、近隣に住む女性から通報があった」と現場写真と共に説明している。正体不明の動物が木にいた間、付近の住民は怖がって窓も開けなかったという。係員は現場に到着してすぐ、未知の動物と勘違いされたものは枝に刺さったクロワッサンであり、家屋に侵入したり木の下を歩く人に襲いかかる可能性はないことを確認した。その後、付近の住民を恐怖に陥れたこのクロワッサンは速やかに木から取り除かれた。クラクフ動物福祉協会は、クロワッサンは鳥に食べさせる目的で木に引っ掛けられたと推測しているが、事実かどうかは確認できていない。クラクフ動物福祉協会は「この件は笑って済まされたが、奇妙な動物を目撃した際の報告は依然として正しい行動だ。通常、木に潜む奇妙な生き物がクロワッサンになることはないが、本当に動物であれば訓練を受けた係員が処理するのが妥当だ」と述べた。
(日刊サン 2021.04.19)
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