4月8日、ホノルル動物園は、2016年に失っていた認定を動物園水族館協会(AZA)の認定委員会から再取得したと発表した。
「AZA認定は、優れた動物ケアと来場者に有意義な経験を提供しながら、世界の野生動物や生息地を保護することに積極的な役割を果たしていると言うことを示す。ホノルル動物園をメンバーに迎えることができて喜ばしい」とAZAの代表であるダン・アッシュ氏は述べた。
認定を受けるために、動物園は、動物の世話と福祉、獣医師プログラム、保護、教育、安全性の分野で協会の基準を満たしていることを確認するための非常に厳しい審査を受けなければならず、メンバーでいるためには5年ごとに厳格な認定プロセスを完了しなければならない。
ホノルル動物園の責任者であるリンダ・サントス氏は声明の中で「動物園のスタッフと市当局のスタッフ、サポートしてくれた機関の皆様に感謝する。AZA認定を取得できたのは全員がチーム一丸となって取り組んだ結果だ。協会とともに保護活動により努力していきたい」と述べた。
2016年11月、ホノルル市民は、動物園基金にホノルル市の固定資産税の0.5%を充てると言う改正案の採択に賛成票を投じ、動物園は安定した資金調達が可能となった。コールドウェル市長は、「動物園スタッフの動物に対する努力と愛情が国際レベルで認められ、今回認定を取得できたのは素晴らしい。サントス氏をリーダーとする過去4年間の取り組みと、市当局エンタープライズサービス部門次長のトレーシー・クボタ氏の支援により、一度失った認定を再び取得することができた。ホノルル動物園は世界に誇るオアフ島の宝だ」と声明で述べた。
ホノルル動物園は現在新型コロナウィルスの影響で閉鎖されているが、スタッフは毎日敷地の手入れ、動物たちの餌やり、清掃、治療、テストなどのために毎日働いている。
(日刊サン・週間ニュースダイジェスト・ 2020.4.17)