15日(土)、ダイヤモンドヘッド・トレイルにて60代の女性ハイカーが遭難し、救助ヘリ「エア1」による救助活動が行われたとKHON2が伝えている。
ホノルル消防署によると、15日(土)午前6時51分に911番通報があったが、言葉の壁があったため、電話ではハイカーの状態や場所を把握することができなかったという。どのようにして女性の居場所を特定したかは明らかにされていないが、午前7時17分までに救助隊が女性のもとに到着したという。
女性はハイキングコースの螺旋階段部分またはその付近で気を失い、自力でトレイルを下りることができない状態にあった。現場での診断の結果、けがはないと判断されたが、立つことができなかったため、担架に乗せて航空輸送の準備をし、近くのヘリパッドに移動させた。
午前7時24分までに、エア1が女性を安全な着陸地点に運搬。午前7時27分、ホノルル救急医療サービスに搬送された。
ホノルル消防署は、オアフ島でのハイキングやトレッキングを楽しみたい人に以下のような注意を呼びかけている。
- 常に水分補給をすること。ハイキングの時はもちろん、万が一の時のために、水などのドリンクを持ち歩くことが推奨される。
- 万が一の備えを。自然の風景は、それ自体が生態系であるため、何が起こるか予測できないことを忘れずに。
- 自分の体力と限界を常に把握しておくこと。ハワイのハイキングコースやトレイルには、それぞれのレベルが設定されている。自分の体力やスキルがどの程度のレベルなのか、よく調べてから出かける。
- もし遭難した場合は、トレイルに留まること。コースから外れてしまうと、けがをしたり、道に迷ったりする可能性が高くなる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.17)