ハワイ島、ワクチン接種完了の旅行者対象に2回目のPCRテスト免除 15日から
ハワイ島、ワクチン接種完了の旅行者対象に2回目のPCRテスト免除 15日から
ハワイ島は15日から、新型コロナワクチン接種を終え、その後の待機期間を満たした旅行者に対し、2回目のPCR検査を免除するパイロット・プログラムを開始した。これまでハワイ島を訪問する旅行者は、ハワイ州が旅行エントリープログラムを導入した昨年10月以降、PCR検査を2回受ける必要があった。
ハワイ島のミッチ・ロス郡長のスポークスパーソン、サイラス・ジョナセン氏は「5月1日までに2回目の検査プログラムを完全廃止する予定だ」と述べた。ハワイ郡はワクチン未接種の旅行者を対象に、4月末までは2回目のPCR検査を継続するという。また、ワクチン接種を終え待機期間を完了したことを示すワクチン接種カードの提示を提示した旅行者については、到着後に空港でPCR検査を受ける必要がなくなったと述べた。
ロス郡長は「ワクチン接種が大幅に進んだことで、航空会社や空港、地元住民、訪問者がこれまで経験してきた様々な負担が軽減しつつあり、通常の状態に戻る時期が来たと感じている」と述べた上で、「ハワイ郡は引き続き新規感染者数を監視すると共に、地域の健康と安全を確保するため必要に応じて対応を調整する」と話した。
ハワイ島到着後のテストプログラムの変更は、マイケル・ビクトリーノマウイ郡長が、州外から帰還する住民を含む太平洋を横断した旅行者を対象に2回目のPCRテストを実施する計画を立てたことを受けて実施された。詳細はまだ確定していないが、ビクトリーノ郡長は14日の記者会見で「4月末にも2回目のPCRテストが実施される可能性がある」と述べた。
(日刊サン 2021.04.16)
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