州公立学校、今秋までに対面授業完全再開の見込み イゲ知事が発言
州公立学校、今秋までに対面授業完全再開の見込み イゲ知事が発言
デービッド・イゲハワイ州知事が、州内の公立学校が今秋までに対面授業を完全再開できる見込みとの考えを明らかにしたとA P通信が報じている。ハワイ・トリビューン・ヘラルドが14日に発表した報告では、新型コロナによるパンデミック下で州の公立学校の授業はオンラインがメインになったが、そのほとんどが対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド授業を採用したという。
イゲ州知事はインタビューで「現時点の目標は子どもたちをフルタイムで学校に戻すことであり、州はそれに向けてのイニシアチブを円滑に実行できると確信している」と述べた。州当局は先月、学校、公衆衛生当局、教師組合の間の合意に基づき、コロナウイルス予防ガイドラインに沿いながら、より多くの生徒を対面授業に参加させるよう各公立学校に要請した。知事は、子供や若年層のワクチン接種時期が早ければ早いほど「はるかに安全な方法で」対面授業を再開できることを強調した上で、12歳から16歳の子どもたちを対象に、秋学期が始まる前にワクチン接種を受けられる環境を整える意向を示した。
ファイザーは今月初め、FDA(米国食品医薬品局)に対し、12歳から15歳の子どもへのワクチンの使用を許可するよう要請した。現時点では、ファイザー社製ワクチンは16歳以上への投与が許可されており、モデルナ社製及びジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンについては18歳以上への投与が許可されている。当初、16歳未満の子どもは臨床試験の対象外だったが、現在は上記3社すべてが16歳未満対象のワクチン臨床試験を開始または完了している。
(日刊サン 2021.04.15)
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