深刻な「けむくじゃら」に陥った長毛犬、グルーミング店に殺到 イギリス
プードル、ラブラドール・レトリバー、スパニエル、ポメラニアンなど長毛の犬種は通常、少なくとも6週間ごとにヘアカットする必要がある。しかしこの冬、イギリスでは、新型コロナの影響で犬のグルーミング店が営業できなかったことで、多くの長毛犬が深刻な「けむくじゃら」に陥っていた。12日、グルーミング店は営業再開が許可された。イースト・サセックス州ブライトンの「ボーン・アイドル・グルーマー」の常連客にはボーダー・テリアのジョーイやウェルシュ・テリアのネリーなどがいる。彼らも深刻なけむくじゃらだったため、ハサミで刈られた毛の山がうず高くなるのに時間はかからなかったという。
顧客の一匹であるコッカープードルのローラは、目の上を覆っていた毛のフリンジをカットした後、ついに再び真っ直ぐな視界を手に入れた。ボーン・アイドルのオーナー、スコット・リアマス氏は「私たちはいつも、とても楽しくこの仕事に従事しているので、2度目の営業停止命令は色々な意味で痛手だった。しかし、再開店した初日に予約スケジュールがいっぱいになり、とても幸せだ」と喜びを語った。
ボーン・アイドルは、グルーマーを養成する「ボーン・アイドル・アカデミー」も経営しているが、パンデミック開始以来、グルーマー志望者の申し込みが急増しているという。スコット氏は次のように話した。
「犬のグルーマーは、ほとんどの小売業と同様に制限があるものの、とても柔軟で楽しく、時に創造的にもなれる職業だ。グルーマー志望者には、現在の仕事にあまり満足していない人や、在宅勤務で家に篭りっぱなしだと感じている人々が多いようだ」
(日刊サン 2021.04.14)
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