【世界のこぼれ話】国立公園のパーク・レンジャーが100歳でリアイア カリフォルニア州
アメリカには各地に国立公園があり、そこにはパーク・レンジャーと呼ばれる人々が働いている。パーク・レンジャーは、公園内で自然環境を保護するために活動をしている職員のことだ。
カリフォルニア州リッチモンドにある「第2次世界大戦ホーム・フロント自然歴史公園」でパーク・レンジャーとして働いていたベティ・レイド・ソスキンさん(100歳)が最近リタイアしたとフォックス・ニュースが伝えている。
ソスキンさんは、アメリカで最も高齢のパーク・レンジャーだったが、この仕事に携わったのは84歳の時だったというから驚きだ。
第2次世界大戦を経験しているソスキンさんは、大戦の歴史的な意味を持つこの公園の開発について興味を持ち、リッチモンド市が開催したミーティングに参加したことからパーク・レンジャーの仕事をするようになったという。
世界大戦中に生きたアフリカ系アメリカ人が当時どのような生活をしていたのかを展示する教育用展示を担当してきた。
今回のリタイアに際して、「当時の歴史は私自身の歴史でもあります。国立公園でその歴史を多くの人々と分かち合うということは、本当にエキサイティングで実りのあるものでした。私の人生の最後の年月に大きな意味を与えてくれました」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.11)
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