【ハワイニュース】ウミガメの産卵保護 4月から9月までベローズでの宿泊キャンプ禁止へ
もうすぐウミガメが産卵のためにオアフ島西部の海岸に戻ってくるということで、ワイマナロにあるベローズ・フィールド・ビーチ公園では、4月18日(月)から9月1日(木)までの期間、宿泊を伴うキャンプを全面的に禁止することにしたとKHON2が伝えている。
ホノルル市公園&レクリエーション局およびハワイ駐屯海兵隊によると、19週間の間、宿泊キャンプの禁止とともに、夕暮れ時のトイレやシャワー施設の使用も禁止されるという。
期間中、一般市民は週末の日中のみこの公園へのアクセスが許可されることになり、月曜から金曜まで日中の軍隊トレーニングは継続されることになっているが、いずれの場合もウミガメの巣がある区域は侵入禁止になる。
巣周辺には、人間との接触を避けるために、標識が立てられることになっている。
ウミガメは絶滅危惧種に指定されており、その産卵と孵化を保護するために必要な措置だとしている。
ウミガメは、2020年からオアフ島ウィンドワード周辺で産卵をしていることが確認されている。
産卵場所としてウィンドワード周辺を選んだ理由は明らかにはなっていないが、新型コロナウィルス感染対策としてビーチが閉鎖され、ビーチを訪れる人々の数が減ったことが原因ではないかとみられている。
当局によると、もしウミガメの巣が残っている場合には、9月1日以降も禁止措置を延長する可能性があるという。
もし誰かがウミガメの邪魔をしたり、イタズラをしているところを目撃したら、(808) 285-9529 あるいは (808) 257-2123 まで通報するように。
ホノルル市公園およびレクリエーション局が運営しているキャンプ場は17箇所あり、ベローズはそのうちの一つだ。
キャンプ場での宿泊には許可が必要。詳細はこちらから。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.8)