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ホノルル市、今後4週間はティア3に留まる見込み 現時点の経済活動を維持する狙い

ホノルル市、今後4週間はティア3に留まる見込み

現時点の経済活動を維持する狙い

ホノルル市は、リック・ブランジャルディ市長とデービッド・イゲ知事が合意したことに基づき、少なくとも今後4週間はティア3の体制に留まることを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。これにより、オアフ島の現時点での社会・経済活動レベルを維持する狙いだ。

オアフ島の新型コロナウィルス新規感染者数はここ数週間で増加の一途をたどり、7日の時点で、1日の新規感染者数の平均は2週間連続で58人となっている。島の経済が回復に向かう中、より制限が厳しいティア2に戻ることが懸念されていた。

ブランジャルディ市長は7日の声明で「より広い定義の健康に焦点を合わせた結果、この時点でティア2に戻ることは、島の社会や経済に多大な悪影響を及ぼす可能性が高いという結論に達した」とし、ティア3に留まることで住民の収入、仕事、精神衛生などを含めた全体的な健康と経済の回復を目指す意向を明らかにした。今週始め、市長は新型コロナ感染による入院患者数が比較的少ない上、ワクチン接種が順調に進むと共にワクチンの供給量も増加しているという背景から、ティア2に戻ることに対し「行き詰まっている」と述べた。これは、昨年9月にカーク・コールドウェル前市長が新型コロナ体制を発表した際にはなかった状況だ。

また、ブランジャルディ市長はイゲ知事に対し、ティア3の基準を50100日間での7日間の1日の平均新規感染者数に緩めるように要請していたが、市長のスポークスパーソン、ティム・サカハラは現時点でティア4になる可能性はないとしている。

ティア3では、屋外で最大10人の集会、レストランは1グループ10人まで、スポーツジムは50%の収容率で運営することが許可されている。市長はこれ以前に、レストランと同じ条件でバーを再開し、夜間外出禁止令を深夜まで延長する制限の変更を発表した。また現在、新型コロナの予防措置が守られている場合に限り100人までの屋外結婚式が許可されており、屋外でのスポーツ活動は19日から解禁される見通しだ。

7日、ハワイ州では76人の新規感染者が報告され、パンデミック開始以降の感染者の合計は3363人になった。この日死者は報告されておらず、パンデミック以降の死者の合計数467人に変化はなかった。

写真:Travel2Sea.com _ Shutterstock.com

(日刊サン 2021.04.08)

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