カイザー・パーマネンテ・ハワイは6日（木）、オアフ島全域で医療活動を行う新しい診療車のお披露目を行ったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

モアナルア・メディカル・センターを拠点とする全長40フィート（約12メートル）の車両には、最先端の医療機器、2つの診察室、検査室、医師の文書作成ステーションが備わっている。カイザーの医師と看護師が乗り込み、一般的な診察から健康診断、ワクチン接種、予防や進行中の疾患の管理に役立つカウンセリングまで、幅広いサービスを提供する。

カイザー財団ヘルスプラン及び病院のハワイ・マーケットを統括するグレッグ・クリスチャン氏はニュースリリースで、「新しい医療車は、会員と地域社会に高品質の医療サービスを提供するという我々の約束を表している。路上でのヘルスケアは、特に医療が行き届かない地域にとって重要であり、より多くの人々に手を差し伸べ、島全体の健康格差の是正に貢献することができる」と述べている。

この医療車は、地域のイベントなどで、血圧やグルコース、ボディマス指数の評価を含む無料の健康診断を行うことができる。

ハワイ・パーマネンテ・メディカル・グループの社長兼メディカル・ディレクターであるジョン・ヤン医師によると、移動健康診断は、推奨される検診への参加率を高め、慢性疾患の管理を改善するという。

なお、この医療車は、5月6日（土）にワイパフのフィリピン・コミュニティ・センターを訪問する予定となっている。