ハワイアン・エレクトリック社（HECO）は、生命維持装置などを家庭で使用している2,000世帯に対して割引レートを提供するプログラムを継続することを決定したと発表した。

同社の書面での発表によると、「生命維持装置など特別な装置や器具を使用したり、医療上の理由で、冷房あるいは暖房を必要とすることから電気料金がかさむ世帯に対する、医療用特別レートの提供を継続する。1時間キロワットあたり4セントが、毎月500キロワットまで割引になる。割引の上限は20ドルまで」という。

ハワイアン・エレクトリック社では、2017年から医療用特別レートを提供する試験プログラムを実施しており、以来数度延長されてきたが、先週金曜に承認されて、恒久的プログラムとして確立したという。

今までこの措置を受けてきた世帯は、自動的に更新されるため新たに申請する必要はないが、新たに対象となる世帯は以下から申請書をダウンロードできる。

https://www.hawaiianelectric.com/billing-and-payment/payment-assistance/special-medical-needs

申請にはハワイ州認定医師が発行する診断書が必要で、オンラインではできないため、申請書は郵送する必要がある。

承認されると、次あるいはその次の電気料金請求書から新しいレートが反映されることになる、とホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。