ダイヤモンド・ヘッド周辺に30棟以上が立ち並ぶホームレス・キャンプで、今週、州の国土天然資源局（DLNR）職員による撤去作業が行われている。ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、当局は「ダイヤモンド・ヘッドの環境整備は、DLNR管轄下にある地域の自然資源及び文化資源の損傷を防ぎ、管理するための重要な取り組みの一環だ」と述べた上で、キャンプの撤去を施行することはこの取り組みの唯一の目標ではなく、ホームレスの収容場所確保なども含まれているとしている。DLNRホームレス・コーディネーターのプア・アイウ氏は「取り組みには、住宅提供、社会復帰支援、キャンプの強制撤去の3項目全てが含まれている」と話した。今回のダイヤモンド・ヘッドでの取り組みは、ヒューマン・サービス研究所、シティT.E.A.M ワーク・ハワイ・プログラム、ハワイ大学トンプソン福祉公衆衛生大学院でソーシャル・ワークを学ぶ学生らがDNLRに協力し、キャンプ撤去前にホームレス一人ひとりに社会復帰支援を通知した。支援を拒否するホームレスに対しては、キャンプの強制撤去終了後も繰り返しアプローチする予定という。