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【世界のこぼれ話】激辛ガムで児童10人が入院 マサチューセッツ州

マサチューセッツ州西部の小学校で4日(火)、生徒10人が激辛ガムによって病院に運ばれる事件が起こった。当局によると、児童らが唐辛子入りガムを手にしたのは、ソーシャルメディアTikTokで行われているチャレンジの一環と見られるとのこと。

事件が起きたのは、マサチューセッツ州オレンジのデクスター・パーク小学校。地元メディアのWGGBによると、休み時間に、生徒が持ってきた激辛ガムに数人の生徒が反応していたことが判明。そのガムには1600万スコヴィル熱量単位の唐辛子エキスが含まれており、同州オレンジ消防署長のジェームス・ヤング・ジュニア氏によれば、ペッパースプレーを食べるのとほぼ同じことだという。

保護者の一人であるカトリーン・ウッダードさんは、学校にいる9歳の息子のマイケル君が未知の食べ物を食べたので迎えに来るよう電話を受けた。彼女が学校に着くと、息子が嘔吐していたという。「ホラー映画のようだった。正直なところ、子供たちが攻撃されているような感じがした」とウッダードさんは語る。「中に入ると、子供たちは泣いていた。フロントホールの廊下に並んでいて、手も顔も真っ赤で、痛いと言って泣いていた」

この事件で少なくとも10人の生徒が入院したが、当局によると、マサチューセッツ州西部ではかつてないことだという。「誰も自分たちが何を扱っているのかわからなかった。処置中に医師たちの指が熱くなり始め、私の腕はかゆくて熱くなっていた」とウッダードさんは説明する。

ヤング消防署長によると、このガムは皮膚への刺激だけでなく、呼吸器や気道の炎症も引き起こす可能性があるという。今回被害を受けた生徒の一人は、ガムの匂いを嗅いだだけで頬が極端に赤く腫れたという。

サウスボロー警察はフェイスブックの投稿で、今回事件で使用されたガムをCaJohns Trouble Bubble Bubble Gum」と特定した。このガムは、激辛の刺激に耐えながらガムを膨らまそうとするTikTokチャレンジで使用されており、アマゾンを含むオンラインショップで販売されている。

ガムの商品パッケージとウェブサイトの両方に、この製品には唐辛子エキスが含まれており、非常に危険であること、子供が食べてはいけないこと、「細心の注意を払って取り扱うべきである」といった警告が書かれている。

現在デクスター・パーク小学校ではこの事件に関して調査に当たっており、教育長は声明の中で、調査終了後、適切な懲戒処分が下されるだろうと述べている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.4.6)

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