ミシガン州北部で、地元住民が猟犬の訓練を行なっていた最中に、犬がオオカミに噛まれるという事件が起きたとフォックス・ニュースが伝えている。
噛まれた犬は順調に回復に向かっているという。
ミシガン州マーケットのトレイルで、ある住民が猟犬に対し、猟銃で撃った獲物を口に咥えて持ってくるという訓練を行なっていた。
犬が200ヤード(およそ183メートル)離れたところから獲物のウサギを口に咥えて戻ってくるところにオオカミが襲いかかった。
おそらく、獲物のウサギを横取りしようとしたと見られている。
ミシガン州自然資源局によると、「このトレイルは人里離れた場所にあり、野生動物が住んでいるところでもあります。オオカミは私たちの周りに住んでいる自然の一部です。犬が咥えていた獲物にオオカミが引きつけられたのでしょう」という。
オオカミはこの地域で珍しい動物ではなく、犬を襲ったオオカミは犬の飼い主には攻撃的な様子は見せなかったようだ。
ミシガン州にはおよそ700頭のオオカミが生息していると言われており、州法で絶滅危惧種に指定され、保護されている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.5)
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