30日(木)に発表された米国国勢調査局の最新人口推計によると、オアフ島の人口は、2020年4月1日から2022年7月1日までに約2万1千人の純減となり、昨年100万人を割り込んだとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
州全体の人口は2022年7月1日時点で144万196人と推計され、ハワイ諸島への転入・転出による純移動や出生・死亡などを含めて、1.0%減、1万5077人減少した。この人口減少は、パンデミックの最悪期と重なっている。ハワイでは観光に依存した経済が破綻し、全米でも有数の失業率を記録、多くの住民がアメリカ本土の安い暮らしを求めて転出した。
最新の調査では、オアフ島の人口は99万5638人となり、2020年4月1日の101万6506人から減少、初めて100万人を下回った。近隣の島では、ハワイ郡が州内の郡で最大の伸び率2.8%を示し、27カ月間で5,684人が純増したことになる。
一方、マウイ郡は411人の純減で0.2%減少、カウアイ郡は516人の純増で0.7%増加となった。ハワイ郡の総人口は、2022年7月1日現在で20万6315人とオアフ島に次いで2位、マウイ郡の16万4351人、カウアイ島の7万3810人と続いている。州で最も小さいカラワオ郡は、モロカイ島のカラウパパ半島を含む郡で、国勢調査では80人から82人に増加している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.31)