メキシコ北部は、エキゾチックな動物が生活に馴染んでおり、また暴力が蔓延している地域でもあるが、人々はトラをペットとして飼うだけでなく、盗むこともあるという。
AP通信によると、メキシコ北部ソノラ州の検察は28日(火)、バルマと名付けられたベンガルトラを捜索中であると発表した。バルマは5歳の大人のオスで、27日(月)に州都エルモシージョの一般家庭から盗まれたという。なお、バルマを所有していた家庭では、トラを飼うために必要な書類を所持していた。
検察は、バルマがケージの中で犬と一緒にいる写真を配布し、このトラを見かけたら警察に通報するよう呼びかけている。
メキシコでは以前から、大型のネコ科動物をペットとして飼うことについて、扱いきれずに持て余したり、コントロールできなくなるといった問題が起こっている。こうした大型ネコ科のペットは、麻薬密売人の自宅で発見されたり、しばしば外で放し飼いや迷っているのが目撃されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.30)