ホノルルのライフガードは28日(火)夕方、岸壁から海に飛び降りた若者2人を救助した。
ホノルル・スター・アドバタイザーによると、911番に救助の連絡があったのは、28日(火)の午後6時前。ハワイ州外から訪れた18歳と19歳の男性2人が、オアフ島東海岸のポートロック地区にある、通称「スピッティング・ケーブ」として知られる断崖から、約60フィート(約18メートル)の海面に飛び降り、波にのまれたと報告があった。
その後、ライフガードが水上バイクで2人を救助し、無事に陸上まで移動させた。事故発生当時は風が強く、雨が降っている状態だったという。
スピッティング・ケーブは、切り立った岸壁とオアフ島東海岸の深く真っ青な海とのコントラストが美しく、地元の若者の間では崖から海へと飛び込む度胸試しスポットとしても知られているが、飛び込みによる事故が多発している場所でもある。2019年6月、20代の男性が崖から飛び込んで海中に潜った後、救急隊員が救助を試みたが死亡した。なお、スピッティング・ケーブにはライフガードもおらず、海に入ることは推奨されていない。
海洋安全局は、住民および旅行者に、海に入る際には、自身の能力の限界を把握した上で、危険のない範囲での行動を取るよう注意を呼びかけている。ライフガードのいないビーチや、ライフガードの運営時間外に海での遭難者を見かけた場合、すぐに911番に電話することを推奨している。
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資料写真: スピッティング・ケーブで岩壁から飛び込みを楽しむ人々(2017年/日刊サン)
(日刊サン 2023.3.30)