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【ハワイニュース】ホノルル鉄道の運行時間に疑問の声

一部開通を控えているホノルル高速運送公社(HART)の運行時間について、住民から疑問の声が上がっているとKHON2が伝えている。

交通サービス局(DTS)は、鉄道運行安全計画を市議会に提出。東カポレイからアロハスタジアムまでの最初の開通部分の運行時間を、平日は午前5時から午後7時まで、週末は午前8時から午後7時までとすることが詳述されている。

オアフ島の住民の中には、なぜ午後7時までしか営業しないのか疑問に思っている人もいる。ワイマナロ在住のエドワード・ナキさんは、「長年待っていたのに、正直に言ってお金の無駄だと思う」と言い、「私はアメリカ本土から来たのですが、本土では電車が24時間365日動いています。だから、ここでできないわけがない」とコメントしている。

また、理解を示し、鉄道に乗ることを楽しみにしている人もいる。カリヒに住むレネ・フォロンダさんは、「短すぎるとは思うが、運営している人はお金がないのだろう。24時間運行にはお金がかかると思うので、両方の意見を聞いてみたい」と語っている。

DTSは、鉄道路線と並行する市バス路線を対象に、パンデミック以前の乗車率を調査したところ、午前5時から午後7時までの時間帯以外のバス利用者は、かなり少ないことがわかった。そのデータをもとに、鉄道を10分間隔で運行する現在のスケジュール案を確立したという。

しかし、ホノルル市議会議員の中には、この時間帯を延長することを望む人もいる。ホノルル市議会議員のタイラー・ドス・サントス・タム氏は、「夜まで運行することは、運営面では少し高くつくが、逆に言えば、鉄道を運行しないのであれば、高速バスを利用することになり、その方が高くつく可能性がある」と述べている。

DTSの提案によると、2031331日にフル稼働で乗客を迎え入れることを視野に入れており、その時点での運行時間は、平日の午前4時から午前0時まで、10分間隔で運行し、ピーク時には6分間隔で運行するとしている。

なお、44日(火)には、鉄道運行に関する市議会交通委員会の公聴会が開かれる予定となっている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.3.29)

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