最新の非殺傷護身用具が、2週間ほど前からハワイの店頭に並んでいるとKHON2が伝えている。
「ブラストスティック(Blast Stick)」は手のひらサイズの筒型のデバイスで、安全装置を外してボタンを押すと、CO2が破裂し、唐辛子由来成分とPAVAが勢いよく噴出する。1回ごとの使い切りタイプとなっている。
ブラストスティックは「ライブ・セーフ・ハワイ」で販売されている。購入するには21歳以上である必要があり、赤い色の実弾バージョンが80ドル、ベビーパウダー入りの紫の練習用バージョンが50ドルとなっている。ブラストスティックのマーケティング・マネージャーであるカート・ツネヨシ氏は、「使い方はとても簡単で、いざという時のために持っておくと安心だ」と語った。
ライブ・セーフ・ハワイの援助により、アメリカ本土で最大級のいくつかの警察署がブラストスティックを注文している。一方、ハワイでも人気は衰えない。わずか2日間で250本が販売され、今では顧客たちが新しいデバイスに興味津々となっている。
店を訪れていたミリラニ在住のレス・ガロンさんは、最近、自宅で不法侵入未遂事件があったという。「あの出来事で、こういった護身具を持つ必要があると考えるようになった。コンパクトで使いやすく、何より抑止力になる。妻と息子の嫁に安全な使い方を教えるつもりだ」
注目を集めているのはブラストスティックだけではない。2023年には折りたたみ式のビリークラブや警棒を公共の場で携帯することが合法となる判決が下された。2022年にはハワイでも電動ガンが合法化された。「スマート・トレーニング・ハワイ」では、トレーニングクラスの需要が引き続き高いという。
専門家は、どんな護身用具でも必ず取扱説明書を読み、訓練を受けるようにと呼びかけている。ライブ・セーフ・ハワイによると、現在ブラストスティックの供給は少なく、次回の入荷は4月3日(水)を予定しているという。
ライブ・セーフ・ハワイへの連絡は、店頭の1436 Young St, Honolulu、または電話808-489-2454まで。
(日刊サン 2024.3.28)
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