2022年になって現在まで、ホノルルでは10件の致死事件が起こっている。
ホノルル警察署暫定署長を務めるレイド・ヴァニック氏はホノルル・スター・アドバタイザーのインタビューで、昨年の同時期には6件だったものが今年は10件と増加していることについて、懸念を表明している。
「私が警察官になった20年余り前と比べて、人々が問題解決のために銃を使う頻度が多くなってきています。できる限り人との衝突を避け、状況をエスカレートさせないようにお願いしたいと思います。もし暴力化する可能性が出てきたら、すぐに911通報してください。そして銃を所有している方には、安全に厳重に保管することをお願いします。合法的に所有されている銃が間違った方法で使われるのを防ぐことが重要です」
今年起こった致死事件10件のうち、5人の被害者は加害者と何らかの関係にあった人々で、4人の被害者は犯罪行為に関与していたことが疑われている。
最近起こった2つの事件では、19歳男性が何らかの方法で銃を手に入れて、タンタラスの丘で10代男性を撃って死亡させ、ワイキキでは19歳男性が20歳男性と口論になり、銃を発砲して20歳男性が死亡している。
10件のうち8件ですでに容疑者が逮捕されており、1件は容疑者が自殺している。
容疑者未逮捕の1件は、2月13日にワイパフのホノワイ地区公園に面したホノワイ・ストリートで、口論の最中に27歳男性が撃たれて亡くなった事件で、警察では目撃者からの情報と、容疑者の男性についての情報を募っている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.28)