ホノルル消防署によると、26日(日)朝、オアフ島東海岸で人気のコオラウ・サミット・トレイルにてハイカーが負傷する事故があったとKHON2が伝えている。
同日午前9時6分に911番通報を受け、救助隊がカネオヘ・ディストリクト・パークに出動。エアー1にて空中から負傷したハイカーを捜索した。負傷したのは43歳の男性で、9人のグループで約2時間半ほどハイキングをしていたところ、尾根から100フィート(約30メートル)落下した。
ハイカーが確認されたゾーンに投入された救助隊は、地上での捜索を開始し、午前9時43分までに該当者を発見した。ハイカーはヘリコプターで救助され、午前10時1分に救急医療サービス施設に移された。
救急医療サービス隊員は、ハイカーの頭、背中、腕の負傷に処置を施し、患者は重篤な状態で地元の救急病院に搬送された。なお、この危険な救助活動でのホノルル消防救助隊員の負傷はなかったという。
ホノルル消防署は、オアフ島のハイキングの際には以下のような注意を促している。
- 常に水分補給をすること。ハイキング中はもちろん、万が一の時のために、水分補給用の水やドリンクを携帯すること。
- 不測の事態に備えること。自然の風景は、それ自体が生態系であるため、何が起こるか予測できないことを忘れないように。
- 自分の体力と限界を常に把握すること。ハワイのすべてのハイキングやトレイルには、スキルレベルの区分があるので、事前によく調べ、自分のレベルに合ったコースを選ぶこと。
- トレイルのコースから外れないこと。景色を見たり写真を撮るために、決められた道から外れてしまうと、けがや道に迷う原因となる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.27)