【ハワイニュース】サウスウエスト航空、初の夜行便 ラスベガスとハワイ間を結ぶ新フライト計画
サウスウエスト航空は、57年の歴史の中で初めて夜行便の運航を計画しており、その初路線はラスベガスとハワイ間フライトになる見込みであるとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
夜行便の正式な就航日は未定だが、サウスウエスト航空のライアン・グリーン最高商業責任者(CCO)は、約2年後の就航を目指していると述べた。
一般に「レッドアイ・フライト」と呼ばれる夜行便は、ほとんどの大手航空会社が提供しているが、サウスウエストではこれが初となる。昼間の便よりも安い運賃で、西海岸の人々が仕事の後に出発しても朝のミーティングに間に合うように東海岸に到着できるため、多くの旅行者にとって魅力的なフライトだ。また、航空会社にとっても有益で、通常なら格納庫で眠っている時間帯に飛行機を稼働させることで、より多くの収益を得ることができる。
サウスウエスト航空は、オールエコノミーの指定なし座席や無料の預け入れ手荷物など、ユニークなアプローチで評判を築いてきたが、夜行便の導入は、航空会社としての進化における重要なマイルストーンとなる。
先週コロンビアのボゴタで開催された航空旅行会議「Routes Americas 2024」で、グリーン氏は、サウスウエストが1日あたり約50便のレッドアイ便を運航する可能性があると考えていることを明かした。継続的なインフレと新しい労働協約により運航コストが上昇する中、同氏は、「我々は効率的であることに過度なくらい集中しなければならない」と述べ、サウスウエストは成長することを目指しているが、「コスト構造を増やすことはない」と付け加えた。
航空アナリストのサヴァンティ・サイス氏によると、夜行便を追加することで、新しい飛行機を購入する費用をかけずに航空会社を拡大することができるという。同氏は、「ハワイとアメリカ本土の市場において、レッドアイ便はサウスウエストが現在提供できる以上の乗り継ぎや、より良いスケジュールを可能にするはずだ」と説明した。
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.3.25)
シェアする