3月24日(木曜日)デービッド・イゲ知事は、低所得世帯に対する食糧支援プログラムをさらに2カ月間延長するという緊急命令に署名したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
現行命令が3月25日に終了するために追加措置として行われたもので、これにより、補助的栄養支援プログラム(Supplemental Nuturition Assistance Program : SNAP)でフードスタンプを受け取っている人々に対して、連邦政府からの助成金を財源として支援が継続されることになる。
新型コロナウィルス感染が拡大してから、ハワイ・フード・バンクでは、州で食糧支援が必要な人口が50%以上増加したと見ており、知事によると、この数字はアメリカ全土で4番目に高いという。
州では現在、およそ25万人が十分な食糧を手に入れられない状況にあり、子供の4人に1人が空腹に苦しんでいるとされている。
パンデミックによる打撃で、2020年3月からSNAPを通じて食糧支援を受けている世帯は36%増加している。
現在ではパンデミックによる経済的打撃だけでなく、インフレによる物価高騰とガソリン価格の値上げによって、さらに困窮が広がっているという。
この措置は5月24日まで行われることになっている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.25)