逮捕された元ホノルル警察署長ルイス・ケアロハ 服役開始日が6月1日に延期
ワクチン未接種を理由に
20件に及ぶ重大詐欺や共謀、妨害の罪で逮捕された元ホノルル警察署長のルイ・ケアロハ、及び元H P D警察官のデレク・ハーン、同ボビー・グエンの連邦刑務所での服役開始時期が6月1日に延期されたことをハワイ・ニュース・ナウが報じている。
3人は4月から服役を開始する予定だったが、パンデミックを理由に開始時期の延期を裁判所に申し立てていた。弁護士は3人がワクチン接種を受けていないことを指摘しており、申し立ては火曜日に承認された。ハーンの代理人のビクター・バッケ弁護士は、ハーンは早期にワクチン接種を受ける条件を満たしており、早期接種を申し込んだものの受け入れられなかったと述べた。
ケアロハはオレゴン州のシェリダン連邦矯正施設で7年、ハーンは同施設で3年半、グエンはサウスダコタ州のキャンプ・ヤンクトン連邦刑務4年半の服役がそれぞれ確定している。ケアロハには服役に加えて23万8000ドルの返済が課せられており、ケアロハの妻で元検察官のキャサリン・ケアロハには13年間の服役と45万5,000万ドルの返済が課せられている。キャサリンはホノルルの連邦拘置所で既に服役を開始している。
ケアロハ夫妻は銀行などの金融機関、チャリティ、親戚などから大金を騙し取り、その金を2台の高級車の購入、住宅ローンの支払い、旅行、飲食などに費やした。ケアロハは逮捕直前に退職し25万ドルの退職金を受け取ったものの、有罪確定後に返還された。
(日刊サン 2021.03.24)
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