スプリング・ブレイクの観光ブーム、ハワイの農業に恩恵
パンデミックの開始から1年以上が経過した現在、ハワイの観光業に回復の兆しが見え始めている。このことは地元の農業にも好影響を与えているとKHON2が伝えている。 マー・ファームのブルース・キャンベル氏は「1年前はレストランが次々と閉店したため、事業拡張計画を削減する必要があった」と語る。一方、一時的に休業していたファーマーズ・マーケットの再開による地元住民からの需要が経営を維持したという。 ファーム・ラバーズ・ファーマーズ・マーケットのエグゼクティブ・マネージャー、パメラ・ボヤールは「ファーマーズ・マーケットはローカル栽培の野菜や果物を購入する地元の人々に支えられている」とコメントしている。また、レストランやホテルへの出荷で生計を立てていた農家は苦戦を強いられていたものの、最近のスプリング・ブレイクの観光ブームによって経営状態が好転し始めている。レストラン「メリマン」のエグゼクティブ・シェフ、チャド・ヤマモト氏は「ここ1週間で約120ポンドのレタスを使用しました」と話す。「同じくブロッコリーカリフラワーは合わせて100ポンド使ったので、地元農家からは合計200ポンドの野菜を仕入れたことになります」と語った。 ビジネスが再開し、稼働するにつれて、マー・ファームは、レストラン業界の復活に合わせ、最終的に出荷量を2倍にすることを目指している。キャンベル氏はローカルの有機栽培野菜の取り扱いを希望する小規模レストランを探しているところだという。
(日刊サン 2021.03.23)
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