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ワクチン接種の推進には「的を得た奨励」が必要 
ハワイ大学

ワクチン接種の推進には「的を得た奨励」が必要 
ハワイ大学

ハワイ大学社会科学部は月曜、ハワイ州のワクチンの使用と態度に関する米国国勢調査局の隔週の調査データに基づくレポートを発表した。それによると、ハワイ州の18歳以上の成人の55%が「確実に」または「おそらく」予防接種を受けると答え、12%が「絶対に受けない」または「おそらく受けない」と回答。接種を躊躇する理由として、交通機関、オンライン・スケジューリング、ワクチン接種による健康被害への懸念、政府、科学者、製薬会社への不信などが挙げられている。ハワイ州は、いわゆる集団免疫を獲得するには人口の60%から70%がワクチン接種を受けることが望ましいとしている。ハワイ大学コミュニケーション学部のジェシカ・ガシオレク准教授は「ワクチン接種を躊躇する人々は時間の経過と共に減少している」そして「接種を躊躇する人々が何に懸念を抱いているかを把握すれば、それに対応したワクチン接種の奨励を推進できる」と述べていると、ホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

現在、州内の成人の31%は少なくとも1回のワクチン接種を受けている。一方、先の調査でワクチン接種を「確実に受ける」と回答した人は36%でその多くが年配者だが、接種に対するこの層の懸念は、主にインターネットを使用したワクチン接種の予約、交通機関、仕事との兼ね合いだという。この層に対して、ハワイ大学は「保健省、科学者、医療専門家、コミュニティリーダーなどの信頼できる情報源」から発信されるべきであるとし、アクセス障壁の削減に重点を置いている。また、ワクチン接種を「おそらく受ける」と回答した19%の人々は半数以上が25歳から54歳で、さまざまな教育レベルの人々が含まれている。この層の懸念は「これまでに報告された健康被害」と「接種によって起こりうる周囲の人々への影響」だという。ガシオレク准教授は「副作用が発生する可能性はあるものの、ワクチン接種をした人々のほとんどは接種後の反応が正常であることを認識することが重要だ」と述べている。

米国疾病予防管理センターのCOVIDデータ・トラッカーは、これまでにハワイ州で614,208回のワクチンの投与を報告した。州保健局は月曜、新たに79人の新型コロナウイルス感染者を報告し、パンデミック開始以来のハワイ州の症例の合計は28,851例になった。州全体の死亡者数は454人と変化がなく、新たな死亡者は報告されていない。

(日刊サン 2021.03.23)

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