州土地自然資源局(DLNR)は、オアフ島での新シリーズの収録中に撮影許可違反があったとして、制作会社に罰金を科したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
2月16日(金)、「レスキュー:ハイサーフ(Rescue: HI Surf)」という海関連のテレビシリーズ撮影がカイヴィ・ステート・シーニック・ショアライン(カイヴィ州立風光海岸線)で行われた。DLNRによると、最大3本のフェンスの支柱が倒され、車両のタイヤが立ち入り禁止道路の端にあるナウパカに衝突したという。 また、車両は2つの遺跡の間で発見されたが、歴史的または人工的に造られた岩の建造物に損傷はなかったという。
カイヴィ・ステート・シーニック・ショアラインはオアフ島東海岸の突端であるマカプウ岬周辺の海岸地区で、ハイキングコースや古代ハワイの遺跡「ペレの椅子」、タイドプールと呼ばれる潮溜まりがあることで知られている。
DLNRのドーン・チャン局長は、声明の中で、「ハワイ経済における映画産業の重要性を認識し、感謝しているが、今回の事態は、すべての制作会社が許可条件を守り、尊重する必要性を浮き彫りにしている。州有地を使用するのは特権であり、権利ではない。その特権は取り消される可能性がある」と述べた。
制作会社の「パンパー・プロダクションズ(Bumper Productions)」には525ドルの罰金が科せられ、修理と損害軽減が命じられた。公安局(DPS)のカート・コットレル長官は、罰金は少額だが、違反が続くと現在の許可取り消しや将来の許可拒否につながる可能性があると述べた。
なお、DLNRによると、バンパー・プロダクションズはカエナポイント州立公園のモクレイア地区で州による映画撮影許可を得ている。
(日刊サン 2024.3.22)
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