アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)が発表した最新の人気犬種ランキングによると、フレンチ・ブルドッグが2年連続で全米チャンピオンとなり、ホノルルでも最も人気のある犬種であることがわかったとKHON2が伝えている。
ラブラドール・レトリーバーは、30年にわたりAKCの純血犬種ランキングのトップに君臨していたが、2022年にフレンチ・ブルドッグが首位を奪った。そして20日(水)AKCは2023年の人気犬種ランキングを発表し、フレンチ・ブルドッグが再びラブラドール・レトリバーを抜き去り、1位になったことを明らかにした。
さらにこの小型犬は、ホノルルでも堂々の1位を獲得した。以下、ラブラドール・レトリーバー、ジャーマン・シェパード、ゴールデン・レトリーバー、マルチーズと続く。
ホノルルで人気の純血犬種トップ10位は下記のとおり。
- フレンチ・ブルドッグ
- レトリーバー(ラブラドール)
- ジャーマン・シェパード
- レトリーバー(ゴールデン)
- マルチーズ
- ダックスフンド
- ボーダー・コリー
- ブルドッグ
- ロットワイラー
- ポメラニアン
フレンチ・ブルドッグは、2022年に全米で10万8000頭という驚異的な数を記録したが、昨年は9万8500頭近くがAKCの登録に加わった。小さくてがっしりとした体格をした鼻ぺちゃ犬は、コミカルで物思いにふける表情をする傾向があり、都会の生活にも溶け込んでいる。
しかし、フレンチ・ブルドッグは現在、犬種にまつわる論争と文化批評の震源地にもなっている。オランダでは、口と鼻のまわりが短すぎる特定の犬種の繁殖を禁止した。ペットショップ強盗や暴力的な強盗事件も起きており、少なくともそのうちの1件は死に至っている。珍しい毛色や質感を持つフレンチ・ブルドッグが急増し、フレンチ・ブルドッグ愛好家たちは長年のスタンダードをめぐって揉めている。また、古くからの愛好家たちの間では、子犬市場の過熱が、欲のために子犬を飼う人たちを煽動しているのではないかという懸念が抱かれている。
全米で人気の純血犬種トップ10位は下記のとおり。
- フレンチ・ブルドッグ
- レトリーバー(ラブラドール)
- レトリーバー(ゴールデン)
- ジャーマン・シェパード
- プードル
- ダックスフンド
- ブルドッグ
- ビーグル
- ロットワイラー
- ジャーマン・ショートヘア・ポインター
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.3.22)
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