苦境のウェディング業界 市長に陳情
オアフ島では経済再開計画に従って段階的再開を行っており、現在は第3段階にある。
小売業、レストラン、バーなども再開され、葬式も許可されている一方、結婚式はもう1年以上閉鎖されたままの状態が続いている。
3月18日には市庁舎の正面で、ウェディングプランナーやその他のウェディング業界関係者が集まって結婚式を第3段階で許可してくれるよう求めてデモを行ったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
オアフ・ウェディング協会は120以上の地元の小さなビジネスを代表しており、およそ60名がデモに参加した。
協会の代表であるジョセフ・エッサー氏によると「ウェディング業界で働いている人々に聞いてみれば、みんな80%から90%の減収だと言っている」
市庁舎前でプラカードを掲げていた人々は、リック・ブランジャルディ市長が思いもかけずに現れて、人々の話を聞いてくれる機会に恵まれた。
「毎月の収入がなくなって、どうやって暮らしていけばいいのか?」
「支援のお金が欲しいのではなく、仕事を再開させてもらいたいのです。私たちは働けるのですから」
それに対してブランジャルディ市長は、市長自身は第3段階において結婚式の再開を許可するつもりだったが、ハワイ州保健局がその申請を承認しなかったと述べた。
ウェディング業界では結婚式を社会的集まり(制限人数10人まで)として見なすのではなく、計画されたイベント(制限人数25人)としてみなして欲しいと訴えている。
ブランジャルディ市長は、ウェディング業界関係者に対して、再び州当局に変更を許可するように要請すると述べており、今は州当局の回答を待つばかりだ。
(日刊サン 2021.03.19)
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