大規模小学校でスペース不足
公立学校の再開が検討されている中で、社会的距離をとるためのスペースが足りないとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ワイピオにあるカノエラニ小学校では760人の生徒を迎え入れるのに、カフェテリアのスペース不足が大問題になっているという。
社会的距離を保つためにはカフェテリアに入れる人数は70人となってしまうため、760人の生徒全員がランチを取るためには10交代しなくてはならなくなる。
教室で食事を取るという方法については、生徒を監督するスタッフをすでに解雇しているために困難だとステーシー・クニヒサ校長は述べている。
「新しい人を探して、面接などの過程を経て、働き始めてもらうまでに1カ月は必要です」
しかし、カフェテリア以外の部分では、清掃用具やマスクなどの個人的防護具などのストックは十分あり、学校再開の準備は整っているそうだ。
クニヒサ校長によると学校再開に向けて最も大きな問題は社会的距離だという。
「マスクをしていれば3フィートでも許可」というルールを持ってしても、生徒人数の多い大規模校ではスペースが足りない状況だ。
教室内の図書コーナーなど、ありとあらゆるスペースを工夫して利用しているが、一部の教室では二人用机が利用されているため一人用机に入れ替えが必要となっており、学校中の入れ替えが終了するまで何とかしなければならない。
春休み後にはキンダーガーテンと1年生が学校に戻ることになっているため、全力で準備を進めているという。
(日刊サン 2021.03.18)
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