オアフ島マカハで起きた衝突事故に関して、ホノルル警察の警察官4人が重罪に問われているとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

事件は2021年9月12日の夜、マカハ地区のマイリ・ビーチパークでの騒音苦情に対し、ホノルル警察が現場に向かったことが発端で引き起こされた。警察車両がサイレンなどの警告をせずに抜き打ちで一般車を追跡し、ファリントン・ハイウェイとオレンジ・ストリートの交差点付近で一般車が私有地に突っ込み衝突、運転手や同乗者は重傷を負った。なお、追跡していた警官らは、現場で救助活動を行わず、追跡したことに触れない虚偽の報告書を提出した。

ジョシュア・J・S・ナフル被告（37）は、運転手が外傷性脳損傷を負う事故を引き起こしたとして、最高10年の懲役に処せられるB級重罪で起訴されている。

エリック・X・K・スミス被告（25）、ジェイク・R・T・バルトローム被告（35）、ロバート・G・ルイス3世被告は、第1級起訴妨害の罪および、最高5年の懲役のC級重罪に問われている。なお、この3人は、懲役1年以下の軽犯罪にあたる第1級起訴妨害の共謀罪でも起訴されている。

弁護士によると、ナフル被告は事故を起こした運転手と長い間確執があったという。運転手は事故後、生命維持装置に繋がれる重体となった。また、同乗者の一人の少年（当時14歳）は首から下が数カ月間麻痺し、生涯にわたり医療サービスが必要だという。