全米自動車教会(AAA)によると、ホノルルにおけるレギュラーガソリンの平均価格が3月16日(水曜日)夜に4セント値上がりして1ガロンあたり5.025ドルと、ついに5ドルの大台を突破したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
この価格はホノルルにおけるガソリン価格の最高値だという。
ハワイ島ヒロで5.184ドル、マウイ島カフルイでは5.259ドル、カウアイ島リフエでは5.307ドルで、どの都市でも前日より2セントから3セントの値上がりとなった。
モロカイ島では住民のひとりが5.88ドルの値段表示をソーシャルメディアに投稿している。
モロカイ島とラナイ島、そして各島の遠隔地のガソリン価格はAAAの平均価格より高めに設定されているのが現状だ。
1カ月前のホノルルのレギュラーガソリンの平均価格は4.415ドルで、1年前には3.441ドルだった。
ハワイにおけるガソリン価格の高騰は、土地の価格が高いこと、輸送料が高いことなど様々な要因によるが、通常であれば、原油価格が60日後の小売価格に連動している。
しかし現在は、石油輸出国機構(OPEC)による生産制限の影響と、新型コロナウィルス感染による中国の工場閉鎖、そして、ロシアのウクライナ侵攻によって供給がカットされていることから、原油価格の高騰が小売価格にすぐに影響を及ぼしている状況だ。
原油価格は先週1バレル130ドルだったが、今週は94ドルに落ち、そして今朝は102ドルに再び上がっている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.17)