ホームレスの人々にワクチン接種
オアフ島では医療チームがホームレスのキャンプやシェルターなどを訪問してワクチン接種を行っているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
この活動は1週間前から始まっており、ハワイ州保健局によると500人以上のホームレスの人々がワクチン接種を受けたという。
3月15日(月曜日)には、ヒューマン・サービス財団の男性シェルターにある食堂が簡易クリニックに変身し、そこで生活する数十人の人々が接種を受けた。
財団の代表であるコニー・ミッチェル氏は「高リスクにある人々がワクチン接種を受けることができて、感謝します」と述べている。
今回のような移動式クリニックは事前にたくさんの準備を必要とするが、多くの人々にアクセスできる重要なものだ。
ホームレスの人々に対する働きかけはこれだけではなく、昨年6月からはコロナ検査も提供してきている。
3月8日から、バーバーズ・ポイント、プナワイ休憩所、ワイアナエのボート・ハーバー、ケエヒ・ラグーンなどで移動クリニックが開設されてワクチン接種が行われている。
特にジョンソン&ジョンソン社製ワクチンは1回の接種で完了するために、このような活動に効果的だという。
今週中には、ヒューマン・サービス財団の女性及び家族シェルターとチャイナタウンにおいても移動クリニックが開設されホームレスの人々へのワクチン接種が行われる予定だ。
(日刊サン 2021.03.17)
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