2週間で6回逮捕された男性に注意
ランディ・ジェイコブ(37歳)は今月に入り、ホノルルのダウンタウン周辺で性的暴行を繰り返しているとして、ホノルル検察のトップであるスティーブ・アルム氏は3月16日に一般市民に対してジェイコブに注意するよう警告を発表したとKHONが伝えている。
ランディ・ジェイコブは3月3日から6回逮捕されている。
3月3日に窃盗で逮捕されたことを皮切りに、3月5日には、女性の腕を掴んで引き寄せたというハラスメント(嫌がらせ)で1回逮捕、女性の胸部や臀部を掴んだという性的暴行で3月8日、3月11日、3月13日、3月16日の4回逮捕されているという。
女性への暴行はいずれもビショップ・ストリートにあるロングス・ドラッグからフランク・F・ファッシ郡政府ビルの間で起こっており、最初の窃盗は同じくダウンタウン地区にあるフォート・ストリート・モールで起こっている。
6回も立て続けに逮捕されているにもかかわらずどうして拘置所などに拘束されないかというと、ハワイ州最高裁判所は2020年8月に、拘置所や刑務所内で新型コロナウィルスの感染が拡大することを懸念して、容疑者の拘束を制限するように命令を出したからだ。
アルム検察官は「最高裁判所は密状態にある拘置所や刑務所での感染拡大を心配して、暴力を伴う事件、性的暴行事件、ドメスティック・バイオレンス、接触禁止令以外の軽犯罪についてはほとんど釈放するよう命令しました。今回の性的暴行は第4種という軽いものなので、釈放されてしまうのです」
アルム検察官は「今回のように短期間にこれだけ繰り返すケースは本当にまれで、こんなケースは初めてです」と述べているが、ジェイコブを拘置所に拘束するか精神治療施設へ送致するように求めていくという。
ホノルル警察は周辺地域を重点的にパトロールをするようになっているというが、近隣を通る人々には充分注意するよう呼び掛けている。
もし何らかの被害にあった場合には、すぐ警察に通報しよう。
(日刊サン 2021.03.17)
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