アーカンソー州のクレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園で、一般男性が3.29カラットのブラウン・ダイヤモンドを発見したとフォックス・ニュースが伝えている。
ダイヤモンドを発見したのは同州マーフリーズボロに住むデビッド・アンダーソン氏で、週末、公園内の37.5エーカーのダイヤモンド探索エリアのウェストドレインで土を湿式ふるい分けしているときのことだったという。公園管理者によると、このダイヤモンドは今年公園で発見されたうちで最も大きく、昨年9月以来最大のものだという。
「最初は石英(クオーツ)だと思ったが、なぜこんなに光っているのか不思議だった。一度手に取ると、それがダイヤモンドだとすぐにわかった」とアンダーソン氏は語っている。
この州立公園にはダイヤモンド探索エリアがあり、公園を訪れた人は土をふるってダイヤモンド探しを楽しむことができる。見つけた宝石は、公園管理に登録した上で持ち帰ることが可能だ。
同氏は、2007年にテレビでこの公園を知ってすぐに訪れ、1.5カラットのダイヤモンドを皮切りに、16年間で400個以上のダイヤモンドを採取。うち15個は1カラット以上の大物で、2011年には3.83カラットのイエローダイヤモンド、2014年には6.19カラットのホワイトジェムを掘り当てている。
この公園では、発見者がダイヤモンドに好きな名前を付けることができる。同氏は、今回見つかったダイヤモンドに、大きく醜いダイヤモンド(Big, Ugly Diamond)の頭文字である「B.U.D.」と名付けた。なお、同氏はこのダイヤモンドを売りに出す予定だという。
公園のウェブサイトによると、1906年に最初のダイヤモンドが発見されて以来、7万5000個以上のダイヤモンドがこの公園で見つかっている。最大のものは、1924年、40.23カラットのピンク色のキャストを持つホワイトダイヤモンド。2番目に大きいものは、2020年、アーカンソー州モーメルに住むケビン・キナードさんが見つけた9.07カラットのブラウンダイヤモンドとなっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.16)