リック・ブランジャルディ・ホノルル市長は、14日(火)の市政演説で、ホノルル鉄道の最初の区画を7月までに開通させると発表。これに対し、ホノルル高速輸送公社(HART)の関係者は、大変驚きつつも、市長が示した期日を達成すべく意欲に燃えているとKHON2が報じている。
HARTのエグゼクティブ・ディレクター兼CEOのロリ・カヒキナ氏は、7月までに東カポレイとアロハ・スタジアムを鉄道で結ぶことは、努力に値する目標であると述べた。「HARTの仲間たち約150人に、『市長はくさびを打ったのだから、私たちもそれに応えよう』とメールを送った」。
現在着手されている問題のひとつが、T字型のハンマーヘッド周辺のひび割れだ。同氏によると、最初の区間にある8本の柱は、長寿命化のために鉄筋を強化する必要があるという。「構造的な完全性は確保されているので、今日にでも人を乗せることは可能だが、慎重を期したい。駅や柱は100年もつと言われているが、ひび割れがある状態では、80年しかもたない可能性がある」。
カヒキナ氏は、鉄筋工事が5月末までに終了すると見込んでいる。市の交通サービス局(DTS)によると、鉄道の乗車料金はザ・バスのホロカードと同じで、互換性もある。鉄道またはバスの乗車でカードをタップしてから2時間半の間は、両方の乗り換えが自由にできる仕組みだ。
7月に開通予定の区画では、5両編成で電車が運行される。なお、この区画内のバスルートも調整が加えられる予定となっている。
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