リチウム電池による発火事故が増えている。この発火で火傷を負うと、入院が必要になるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ストラウブ・メディカル・センター火傷病棟のロバート・シュルツ医師によると、第3度の火傷を負った最近の患者数人のケースでは、移植とまではいかないまでも、少なくとも1カ月の入院が必要だという。電動スクーターや電動自転車、ホバーボードなどもリチウム電池の発火により火災を引き起こしている。
ハザード3社(Hazard 3)のクリスティーナ・バクスター氏によると、リチウム電池の発火事故は、電源に衝撃を与えることで揮発して引き起こされるという。リチウム電池搭載のホバーボードで道路の縁石に乗ったり、ジャンプやフリップをしたりすると、金属製の筺体が損傷し、高電圧のバッテリーが露出することがあり、危険だ。また、充電中の過熱も発火を引き起こすことがある。
専門家は、メーカー承認の充電器を使用すること、また可能であれば室内で充電しないよう注意を呼びかけている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.16)