3月17日はセント・パトリックス・デー(聖パトリックの祝日)だ。
元々はアイルランドの祝日だが、現在では世界中でこの日を祝い、アイルランドを象徴する緑色のもので溢れるようになった。
このセント・パトリックス・デーについてフォックス・ニュースが伝えている。
セント・パトリックス・デーはアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日で、カトリックの祭日であり、アイルランド共和国の祝日だ。
アイルランド移民が多いアメリカでもこの日を祝うようになったのだが、この習慣はアメリカ合衆国建国の歴史より前に遡るという。
ニューヨーク市のセント・パトリックス大聖堂のロバート・リッチー神父は「ジョージ・ワシントンの軍隊は当時アイルランド人で、3月17日にニューヨークのブロードウェイを行進したのがニューヨークで初めて行われたセント・パトリックス・デーの祝祭なのです」と述べている。
聖パトリックは西暦460年ごろ3月17日に亡くなったとされており、アイルランドでは17世紀に教会での正式な饗宴の日とされた。
シカゴでは川の水が緑色に染められ、ニューヨークではエンパイア・ステート・ビルが緑色にライトアップされる。
ホワイトハウスの北側にある噴水も緑色になるという。
さらに、オーストラリアのシドニーにあるオペラハウス、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにあるコルコバードのキリスト像、中国の万里の長城、エジプトのピラミッドまで緑色にライトアップされるそうだ。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.16)
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