ハワイ訪問者数 増加傾向
ハワイでは先週本土からの訪問者数が、新型コロナウィルス感染が始まって以来最大を記録したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
3月13日(土曜日)には、21,433人が本土からハワイに到着し、4,968人が島間移動を行ったという。
その内、本土から到着した人15,963人、島間移動をした人2,702人が観光目的だとしている。
アメリカ本土で春休みが始まっていることもあり、11日と12日も空港はかなり忙しかったという。
アメリカ本土でも飛行機による移動は大幅に増加しており、3月12日(金曜日)にはアメリカ国内空港を利用した人がコロナ感染が始まって以来、最高人数を記録したという。
ロスアンジェルスからダニエル・K・イノウエ空港に到着したジャッキー・ボーンスタインさんは、ワクチン接種をすでに終了したことと、ハワイでの感染数が低いことで家族旅行を決めたと述べている。
ハワイ州の住民の中には、交通量が減り自然環境保護にも役立つと観光客が少なくなっていたことを歓迎していた人々もいる一方で、観光業に依存しているハワイ経済は非常に大きな打撃を受けている。
観光業コンサルティングを行っているキース・ヴィエラ氏によると、「予約状況は非常に好調な兆しを見せており、ホテルでは夏に向けて増加して稼働率は50%ほどになるでしょう。とはいえ、コロナ以前の状況に戻るまでには2023年まで待つことになると思われます」と述べている。
(日刊サン 2021.03.16)
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