僕にチャンスをください
仕事を探すことは誰にとっても簡単なことではないが、自閉症の青年が書いた手紙が注目を集めているとフォックス・ニュースが伝えている。
高校を卒業した19歳のライアン・ラウリーさんは仕事を探して、手書きの手紙の写真をソーシャルメディアに投稿した。
「僕の将来の雇用主の方へ、僕の名前はライアン・ラウリー、19歳でバージニア州リーズバーグに住んでいます。僕は自閉症で、独特のユーモアのセンスがあり、数学とITが得意で、新しいことを非常に早く習得できます。アニメあるいはITの分野で働きたいと考えています。僕を採用することは雇用主の方にとって賭けだと思うだろうとわかっていますし、僕は他の人と同じようにはできません。僕には教える人が必要ですが、説明してくれればすぐに理解できます。もし僕を採用して教えてもらえれば、必ず採用して良かったとあとで思ってもらえると思います。僕は毎日必ず出勤しますし、言われたことをして一生懸命働きます。面接の機会をいただけたら幸甚です。よろしくお願いいたします」
この投稿は600万回も見られ、172,000の「いいね」がついた。
数日中には世界中から仕事についてのメールがライアンさんに届いて、中にはフォーチュン500に入るような有名企業からも問い合わせが来たという。
また、自閉症の人々や、自閉症の子供を持つ親たちからもライアンさんの正直さが励みになったと称賛の声が上がっている。
母親のトレーシーさんは息子の話が大きな影響を与えたことを誇りに思っているという。
「正直な感情を伝えた美しい手紙でした。すべての子供たちにはチャンスが必要なんです。すべての母親は、自分の子供が成長して自立した人生をしっかりと歩んで欲しいと心から願っています」
(日刊サン 2021.03.15)
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